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子どもにプログラミング教育が必要な5つの理由【小学校必修化】

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まるげり
子どもにプログラミング教育って必要なのかな?小学校プログラミング必修化に準備は必要なの?

 

2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されたことは、ご存知の方も多いと思います。2021年には中学校、2022年には高校で必修化されていきます。

なぜ、今プログラミング教育が必要だと言われているのでしょうか?

 

この記事では、子どもにプログラミング教育が必要な5つの理由について書いています。

 

この記事を書いている人

10年間小学校で教員を勤め、400人以上の小学生にプログラミング教育をしてきました。

また、HTMLとCSSとJavaScriptをつかってホームページを作成した経験があります。

今回は、その経験を生かして、子どもにプログラミングが必要な理由について紹介します。

 

子どもにプログラミング教育が必要な5つの理由

今、子どもにプログラミング教育が必要な理由を5つ紹介します。

 

【プログラミング教育が必要な理由1】ITとは切り離せない時代

私達の身の回りには、多くのIT機器があります。

 

家の中であれば、エアコン、掃除機、炊飯器、冷蔵庫などの電子機器。

画面上のWebサイトやスマホのアプリ、ゲーム、パソコン。

街に出れば、信号機、電光掲示板、電車、券売機など。

 

私たちの生活はIT機器とは切っても切れない関係になっているのです。

 

これまでは、技術開発に関わる一部の人だけがプログラミングについて理解していればよかったですが、これだけIT機器に囲まれた現代では、IT機器が「どのような仕組みで、どう動いているのか」ということをまったく知らずに生きていくわけにはいかなくなってきました。

つまり、「プログラミング」は、みんなが知っておくべき「教養」としてとらえられてきているのです。

 

「読み・書き・計算」と言われていたものが、次第に「読み・書き・プログラミング」へとシフトしていっているのです。

 

【プログラミング教育が必要な理由2】職業の変化

お子さんが大人になるころには、今ある仕事の約半分がなくなると言われています。

すでに、セルフレジ、ETCレーン、防犯カメラなどにより、失わている仕事がありますよね。これから10年の間に、さらに仕事の自動化が進むと考えれます。

 

まるげり
えー!うちの子たち働くことができないかもしれないの?

 

逆に、昔はなかったけど、ITの進化により増えた仕事もあります。

ゲームクリエイター、YouTuber、アプリの制作、Webページ制作、オンラインショッピング…など。

 

これらの仕事の特徴をまとめると

「単純作業の仕事(機械でもできる仕事)」 → 減る

「クリエイティブな仕事」や「IT機器に関わる仕事」 → 増える

ということがわかります。

 

これから増えていく仕事のことを考えると、プログラミング教育を行っていく必要性がある、ということがわかりますよね。

 

【プログラミング教育が必要な理由3】論理的思考力が身につく

こちらもよく言われている話ですが、プログラミング教育をすることで、論理的思考力を身につけることができます

論理的思考力とは「物事を筋道立てて考える力」のことです。

 

例えば、カレーを作りたいとします。カレーをつくるためには、次のような手順が必要です。

  1. カレーに必要な食材を確認する
  2. 食材を買いにいく
  3. 買ってきた食材を切る
  4. 切った食材を炒める
  5. 水を加えて煮る
  6. ルーのもとを入れる
  7. お皿に盛り付ける

このように、「カレーを作る」というざっくりした内容を、要素に分けて分解することで、ゴールまで筋道を立てることができます。

 

筋道立てて考えることができれば、「毎回食材を買いにいくのは時間がもったいないから、今度の買い出しのときにまとめて材料も買っておこう」とか「仕事から帰って食材を切っていたら間に合わないから、事前に切っておこう」というように、より効率的な考え方を生み出すことにつながるのです。

 

この「物事を筋道立てて考える力」である論理的思考力を身につけておくことは、日頃の生活をよりよくするために欠かせない能力の一つです。そして、論理的思考力を身につけるために最適なのがプログラミング教育なのです。

 

【プログラミング教育が必要な理由4】エンジニアが足りなくなる

これからはITの時代がさらに加速していくと言われています。しかしながら、経済産業省の調査によると、2030年には最大で79万人のIT人材が不足すると予想されています。

経済産業省のグラフ「不足するエンジニア」

まるげり
そんなにたくさん不足するの!?

 

「AIに仕事が奪われる」という話も聞きますが、プログラミングをしっかり身につけることができていれば、エンジニアとして食いっぱぐれることもなさそうですね。

 

仮にエンジニアにならないとしても、将来何らかの形でプログラミングの勉強をしないといけないときがくるかもしれません。そのときに「プログラミングをまったく知らない状態」から独学をするのはかなり困難です。(プログラミングの独学の挫折率は9割と言われているので…)

子どもの頃からプログラミングに触れておくと、必要になったときの習得も早くなるので、ある程度はプログラミングに触れておくといいですね。

 

【プログラミング教育が必要な理由5】子どもがイキイキする〈一番大事〉

プログラミング教育が必要な理由、5つ目は「子どもが生き生きすること」です。個人的には、これが一番大切だと感じています。

私は、小学生に「スクラッチ」や「マイクロビット」というプログラミングの教材・ソフトを使って、プログラミングの授業をしてきました。子どもたちはプログラミングの授業に意欲的で、こちらが色々と指示を出さなくても、どんどん自分たちで進めていこうとします。そして、多くの子どもたちは目をキラキラと輝かせて取り組むのです。

 

ここでは、生き生きとプログラミングの授業に参加していた、3人のエピソードを紹介しますね。

普段授業に参加しない。家ではゲームばかりのAくん

家ではいつもゲームをしているAくん。普段の授業にはあまり参加せずに、過ごしていました。もちろん勉強も遅れがちになり、さらに授業のやる気を失っていきました。

しかし、プログラミングの授業は始まると、目が輝きだします。

私が提示した課題をもくもくとこなし、プログラミングを使ったゲームを作ったり、自分の思ったとおりにロボットに命令を出したりしたのです。いつもは友達に教えられたり注意される側だったのが、プログラミングの時間は教える側。

班の友達も、Aくんの机に集まって、どうすればうまく動くのかをワイワイ話し合いながら楽しんでいました。

 

それにより、自己肯定感もあがり、日常生活や他教科の学習、友達とのやり取りにもいい影響を与えることができました。

 

日頃ゲームをたくさんしているお子さんは、プログラミングに没頭できる素質があると感じています。

「まったく、またゲームばっかりして…」と短所と捉えて終わるのではなく、一度プログラミングに触れさせてみて、長所へと見方を変えていきたいですね。

 

もくもくとコードを書くBさん

プログラミングは「男の子だけ」が目が生き生きすると思っていませんか。実はそんなことはなくて、女の子もプログラミングにハマる子は多いです。

普段から本をたくさん読んだり、物事に集中して取り組むことができるBさんですが、プログラミングのときの集中力は普段以上。提示された課題をすぐにクリアすると、残りの時間でオリジナルの動きを加えるように考えていました。

 

小さな声で「じゃあこうしたらこっちに動くかな…」「あ、違った。ということは、向きをこうして…」などとつぶやきながら、没頭して作業をしていました。このつぶやき、まさに論理的な思考をしながら進めていたのがわかりますよね。

 

あとから、Bさんに、プログラミングのどんなところが楽しいか話を聞いたら、「自分で考えたとおりに動かすことができたときがすごく面白い」と話をしてくれました。

じっくり考えるのが好きな子は、プログラミングをすると生き生きとして、いろいろなことを試してくれることでしょう。

 

家考えたコードをメモに書いてきて、学校で作り上げたCくん

真面目でがんばりやさんなCくん。

学校の授業時間だけでは自分の作りたい作品が完成しなかったCくんは、家でコードをじっくり考えて、それを紙にメモをしてきました。

次の授業のときに「先生!これでたぶんイケると思う。」と自信満々に、スクラッチに打ち込んでいきました。

大体の動きは家で考えてきたメモでOK。

残りの微調整を加え、自作のゲーム(電撃イライラ棒的なもの)を作り上げることができました。

 

「Cくんすごい!」「遊ばせて!!」と、Cくんはその日、みんなのヒーローになりました。

 

小学校ではスポーツが上手な子に注目が集まりがちですが、プログラミングで作った作品によってもみんなの注目の的になることができます。自分の考えたことが"形"になるプログラミングだからこそのよさですね。

 

プログラミングには「没頭する力」という魅力がある

この3人の子以外の多くの子も、目を輝かせてプログラミングの授業に取り組んでいました。

「プログラミングが必要な理由」はこの記事で紹介したように「身の回りのIT化」「職業の変化」「論理的思考力」「エンジニアの不足」など様々な理由があります。

 

しかし、私としては、「子どもが生き生きする」、「没頭して楽しむことができる」というのがプログラミング教育をする一番大切な理由だと考えています。

 

子どものころに一生懸命「没頭」できる経験は宝です。その経験ができたのならば、それは必ずその子の未来につながることでしょう。

 

「人生を豊かにするためのプログラミング」をしよう

プログラミング教育が必要な理由は大きく5つありました。その中でも、最も大切なのは「子どもがイキイキする」ということです。

 

プログラミングの習い事をさせたいと思っている親御さんは、「小学校からプログラミング教育が始まるから」ではなく、「自分の子どもが生き生きできるか」「未来が輝くかどうか」ということを基準に、はじめるかどうかを決めることが大切です。

人生を豊かにするために、プログラミングを学んでいきましょう。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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