
読解力が高い子になってほしい
幼児(未就学児)からできる方法ってないかな?
このような悩みを解決する記事を書きました。
みなさんは読解力を高める方法を知っていますか?
読解力は以下のように鍛えるしかないと思っていませんか?
読解力の鍛え方
- 本を読ませる
- 問題集を解く
- 塾や家庭教師で鍛える
でも実は、ある「読み聞かせの方法」を使えば、幼児期からでも読解力を高められるようになるのです。
その方法は「ダイアロジックリーディング」。
ハーバード大学をはじめ、アメリカの大学で長年研究されてきた、子どもの能力を伸ばす絵本の読み聞かせです。
この記事では、「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」で紹介されている方法をもとに、わが家で実際にやってみた様子を紹介します。
記事を読み終えると、読み聞かせのバリエーションが増え、親子で楽しく読解力を高めることができるようになりますよ。
ダイアロジックリーディングのやり方だけ知りたい方は、こちらをクリック
読解力とは
そもそも読解力とはどのようなことを指すのでしょうか。
文部科学省では、読解力を以下のように定義しています。
自らの目標を達成し、自らの知識と可能性を発達させ、効果的に社会と参加するために、書かれたテキストを理解し、利用し、熟考する能力。
文部科学省:PISA調査における読解力の定義,特徴等

どゆこと?
要は、文章を読むことで
- 内容を理解する
- 読んで楽しむ
- 得た情報を身の回りのことに生かす
- 目標を達成したり自分を成長させたりする
などができるようになる力のことを言います。

文章を「音」として読めるだけじゃなくて、理解しながら読んだり考えたりできるってことだね
読解力を高める方法
読解力を高めるためには、主に次の3つのことが重要です。
読解力を高める3つのポイント
- 語彙力を鍛える
- 考えながら読む
- 要約をする
まず大切なのは「語彙力」です。
2つ目は「考えながら読むこと」です。
3つ目は「要約すること」です。
このように、「語彙力を鍛える」「考えながら読む」「要約をする」という3つをすることで読解力を高めることができるのです。
「いやいや。…そんな読み方、レベル高すぎて幼児には無理でしょ。」と思いますよね?
でも、実はこのような読み方を幼児の頃からできる方法があります。
それが「ダイアロジックリーディング」です。
幼児期から読解力を高める方法|ダイアロジックリーディング
ダイアロジックリーディングとは
ダイアロジックリーディングとは
「読み聞かせをしながらたくさんやりとりをする」
というアメリカで行われている手法のことです。
日本で一般的にされている読み聞かせは、「親が読むのを子どもが黙って聴く」というスタイルですが
アメリカの読み聞かせでは、「親子でガンガンしゃべる」というスタイルだというのです。

日本の読み聞かせは
- 感情移入しやすい
- 想像力を働かせられる
- 静かに話を聴くというマナーが身につく
- 微笑ましい親子の時間を過ごせる
という良さがあるのに対し
ダイアロジックリーディングには
「思考力・読解力・伝える力を高める」
という良さがあります。
『どっちがいい』という優劣を決めるものではなく、どちらも選択肢の1つとしてできるようにしておくことで、子どもの可能性が広がります。
ダイアロジックリーディングのやり方
ダイアロジックリーディングは、次の4つのポイントを意識してやります。
ダイアロジックリーディングのやり方
- はじめて読む本は、そのまま読む(日本の読み聞かせ)
- 2回目から、読んでいる最中にやりとりをする(1ページに1回、「PEERシーケンス」を行うことを推奨)
- はじめて絵本を読むときからやってOK
- 一番大事なのは、親も子も「楽しむ」こと
「ダイアロジックリーディング」と聞くと、なんだか難しそうな読み方のような気がしてしまいますが、
「1回目(初見)のときは、普通どおりに読んで内容を楽しみ、2回目以降にやりとりをしながら読む」だけです。
やりとりの仕方は、以下の図の左に示す「PEERシーケンス」というのが推奨されています。
…が、著者の加藤さんが日本語で使いやすいように変えた「7つの問いかけ」を使ってやり取りをするのがしやすいと思います▼

絵本1ページごとにPEERシーケンスを1巡させることが推奨されていますが、そこまで厳密にしなくても効果は出ます。
なので、あまり気にしすぎずに「親子でやりとりを楽しむ」のがおすすめです。
個人的には、「PEERシーケンス」よりも「7つの問いかけ」の方がしっくりくるので、それを使いながらダイアロジックリーディングを楽しんでいます。

実際にわが家でやっている「ダイアロジックリーディング」の様子を紹介しますね。
ダイアロジックリーディングやってみた
「はらぺこあおむし」と「ぐりとぐら」でダイアロジックリーティングをしたときの様子を紹介します。
わが家では楽しむことをメインにやっているため、毎ページ必ずやりとりができているわけではありませんが、それでもいい効果が出ています。
「こんな感じでやるんだ」と雰囲気が伝わると嬉しいです。
※質問の前の数字は、「7つの問いかけ」の種類を示しています▼
7つの問いかけ
① 何質問
② 何質問に対する子どもの答えの拡張
③ 子どもの答えの反復
④ 決まった答えのないやりとり
⑤ 文章を完成させるやりとり
⑥ ストーリーを思い出させるやりとり
⑦ 子どもの生活と関連した質問
はらぺこあおむし(息子5歳のとき)
はらぺこあおむしでのダイアロジックリーディングの様子です。
絵本を知っている方は、話を思い出しながら読んでみてください。
このような感じで、「7つの問いかけ」をしながら読んでいきます。
ぐりとぐら(4歳娘と)
続いて、ぐりとぐらでのダイアロジックリーディングです。
ぐりとぐらは、お話の中で「⑥ストーリーを思い出させるやりとり」が出てくるので、そのまま読むだけでやりとりができ、やりやすい本だと言えます。
ダイアロジックリーディングの「良さ」と「難しさ」
実際にダイアロジックリーディングをしてみて、感じた「良さ」と、ダイアロジックリーディングの「難しさ」を紹介します。
良さ
- 「絵本で出てくる言葉」以外の言葉を覚えられる
対話を通してたくさんの語彙に触れられる - 考えながら読むようになる
対話することで「考えながら読む練習」ができる - 子どもが絵本の内容を理解できているかどうかがわかる
普段の読み聞かせではわからないが、ダイアロジックリーディングなら子どもの理解度がわかる
ダイアロジックリーディングには、以上のような「読解力」を高めるメリットが得られます。
また、読解力以外にも
- 兄妹げんかのときに、自分の想いを伝えられることが増えた
- 読み聞かせが楽しくなった
などのような良さも見られています。
難しさ
- 1冊読むのに時間がかかる
体感で3〜5倍ぐらい。時間に追われているときにはできない。 - 「問いかけ」をするのが難しい
何を質問したらいいのか結構なやむ。
ダイアロジックリーディングをやってみるとわかるのですが、最初は結構難しいです。

どうしたらいいの?
おすすめは、「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」で紹介されている「ダイアロジックリーディングにおすすめの絵本」で練習してみることです。
本書には、「ダイアロジックリーディングのおすすめ絵本」での具体的なやり取り例がたくさん紹介されています。
1度読んでおくと、ダイアロジックリーディングのやり方が身について、色んな絵本に応用できるようになりますよ。
「お子さんの読解力を高めたい!」「本を読む子に育てたい」と考えている方には、ぜひ一度手にとって読んでもらいたい1冊です!
「無料で」ダイアロジックリーディングを学んで読解力を高める方法
実は、「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」を無料で読む(聴く)方法があるんです。
それは、「Amazonオーディブルの30日無料体験」をすることです。
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しかも、無料体験期間中に解約をすれば、1円もかかりません。(解約後も選んだ本は手元に残ります!完全0円でいつまででも読む(聴く)ことができます)
無料でお子さんの読解力を高めてみてくださいね。
まとめ:ダイアロジックリーディングで幼児の読解力を高めよう
幼児期からできる読解力の高め方を紹介してきました。
今日の読み聞かせから「ダイアロジックリーディング」でお子さんの読解力を高めつつ、親子の楽しい時間を過ごしてみませんか?
オーディブルの体験を使えば、「思考力・読解力・伝える力が伸びる ハーバードで学んだ最高の読み聞かせ」を無料で読めるので、ぜひ活用してみてくださいね。
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最後まで読んでいただいてありがとうございました。

じゃあまたね。バイバーイ!