世界20カ国以上で翻訳されているベストセラー絵本シリーズ「ルビィのぼうけん」。
2作品目の「コンピューターの国のルビィ」はもう読みましたか?

この記事では、ルビィのぼうけんの概要・「コンピューターの国のルビィ」の内容ざっくり紹介・対象年齢について紹介しています。
ルビィのぼうけんってどんな絵本なの?
2021年7月現在、ルビィのぼうけんシリーズは4冊出版されている、世界で大人気の絵本です。
第1弾「ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング」
-
【大人気】ルビィのぼうけん〜こんにちは!プログラミング〜どんな内容?対象年齢は?〜
続きを見る
第2弾「ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ」(本記事)
第3弾「ルビィのぼうけん インターネット探検隊」
-
【レビュー】ルビィのぼうけんインターネットたんけん隊〈第3弾〉どんな内容?対象年齢は?
続きを見る
第4弾「ルビィのぼうけん AIロボット、学校へ行く」
-
【レビュー】ルビィのぼうけんAIロボット、学校へいく〈第4弾〉どんな内容?対象年齢は?
続きを見る
の4作品です。
ルビィのぼうけんの特徴は、次の3つです。
- クラウドファンディングから生まれた絵本
- 未就学児の子どもからICTに触れられる(PCを使わずに)
- 「物語」と「練習問題」の2つのパートからなる構成で、大人も学べる
では、「ルビィのぼうけん コンピューターの国のルビィ」の内容がどんな内容なのか、ちょこっとだけ紹介しますね。
【ざっくり紹介】ルビィのぼうけん〜コンピューターの国のルビィ〜の内容
ルビィのぼうけんは、「物語」と「練習問題」の2つのパートからできています。
物語パート
物語の内容をざっくりまとめると「ルビィがマウスと共にパソコンの中に入って、マウスポインターが動かなくなった原因を探すお話」です。
マウスポインターが動かなくなった原因を探す中で、コンピューターの部品や役目、動き方を知ることができるお話になっています。
物語の中では、次のような感じでコンピューターの言葉が登場します。
ルビィはCPUのところに行って、できるだけ、わけ知りがおでたずねました。。
「あなたがこちらの一番えらい人?」
「いかにも。ワガハイこそがこのコンピューターのCPUである。ほかの者に何かを指示する役目だ。じつにすばやく動き、今もじつにいそがしい」
「CPUさん、マウスポインターが今日、ぜんぜん動かないの。このあたりで、マウスポインターを見かけませんでした?」
CPUはこまってしまったようでした。
「知らぬ。何もかも覚えておくのは、ワガハイの役目ではない!ワガハイは、命令するのに、とってもたいへんいそがしいのだ。GPU(ジーピーユー)に聞くがよかろう。マウスポインターはGPUの助手だからして」
今回は、コンピューターの部品などが、登場人物として出てきます。
主な登場人物は、「ビット」「論理ゲート」「マウスポインター」「マウス」「ロム」「ラム」「GPU「CPU」「ディスク」です。
CPUやGPUなど、大人でも「どっちがどっちだっけ?」となりそうなものも、わかりやすくイメージすることができるようになります。
また、それぞれのイラストも可愛いです。(ちなみに、登場人物の中で、私は「ビットたち」のイラストがお気に入りです。)
参考:『ルビィのぼうけん』特設サイトより
練習問題パート
物語の内容を受けて、後半パートでは「練習問題」にチャレンジします。
コンピューターのものの名前を答えるような問題だけじゃなくて、「コンピューターと人間のとくいなところをそれぞれ書いてみよう」とか「身の回りのコンピューターをさがそう」など、どんなことに使われているのかを考えたりする問題も出てきます。
また、「自分だけのコンピューターを組み立てよう」というアクティビティがあって、こんな感じのパソコンを紙で作ることができます。
ワクワクしますよね♪
ちなみに、ルビィのぼうけんシリーズは、絵本についているQRコードを使って絵などをプリントアウトすることができるので、何度でも練習問題を楽しむことができます。
【感想】ルビィのぼうけん〜コンピューターの国のルビィ〜対象年齢は?
物語パートは、未就学児(6歳・3歳)でも楽しめました。
問題は、後半パートの「練習問題」です。
今回の練習問題は、未就学児にとってはちょっとむずかしいものが多く、今のところ、わが子はほとんどやっていません。
なぜむずかしく感じるか考えたら、次の2つの理由にたどり着きました。
- わが子がまだパソコンに触れていない
- コンピューター関係の名前が難しい
1つ目の理由は、わが子がまだパソコンにふれていないということ。スマホやタブレットはさわったことがあっても、パソコンにふれたことがないので、問題に挑戦しようにも、イメージがつかないので意欲がわきませんでした。
日頃からパソコンにふれているお子さんであれば、難易度は下がると思います。
2つ目の理由は、コンピューター関係の名前が難しいということです。
ハードウェア、ソフトウェア、デスクトップ、センサー、メモリー、CPU、GPU、ディスク、ラム、ロム、チップ、オペレーティング・システム、アプリケーション、ビット、論理ゲート…etc
これらの言葉を「PCを扱い慣れてない状態の子ども」が理解しながら問題をとき進めていくのはちょっと大変ですよね。
そのため、「普段からPCに慣れ親しんでいる子ども」なら、楽しんで取り組める問題も増えると思います。(全部は無理かもしれませんが…)
普通に楽しめそうになるのは、小学校の中学年ぐらいですね。
今は、小学校にタブレット端末が導入されているので、低学年でも普通に楽しめるようになる子が増えるかもしれませんね。
未就学児のお子さん用に買うのであれば、最初は物語だけ楽しむ。そして、PCに興味を持ち出したら、できそうな練習問題からやっていく、という使い方をおすすめします。
ルビィのぼうけんシリーズはこんな人におすすめ
世界中で大人気のルビィのぼうけんシリーズ。
第2弾の「コンピューターの国のルビィ」は、物語パートは未就学児から楽しめて、練習問題パートは小学校中学年ぐらいからが一番楽しむことができます。
物語パートと練習問題パートに分かれているので、未就学児から小学校中・高学年ぐらいまで(大人も?)長く楽しむことができることができる1冊です。
気になった方は、ぜひ手にとって親子で読んでみてくださいね。
最後まで読んだいただき、ありがとうございました。
-
【2020必修化】小学校のプログラミング教育って何するの? 〜家でしておきたい必要な準備〜
続きを見る